サッカー『天皇杯』の裏側

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/2010/text/201009060008-spnavi.html

2010年南アフリカでもワールドカップも終わり、
サッカー日本代表監督には
ザッケローニ氏が就任されました。

ザックといえば、
トリノで大黒を指導していた!

・・・というよりも、むしろ、
1995年から1998年にかけて
ウディネーゼを率いて、ミランの監督になったのが
個人的には印象深いです。

つまらない?イタリアサッカーにおいて、
ミランでジョージ・ウェアが独りスルーパスなどで
大暴れしていた頃、

ザック率いるウディネーゼは、
ビアホフやアモローゾを擁した
攻撃サッカーによって3位!
そして、ビアホフと共にミランへ。

そこそこのチームを攻撃サッカーによって
強豪にまで押し上げた手腕は誰もが認めるところですが
過去の人?との批判もあるようですが・・・

で、本題。

実は、今、伝統の『天皇杯』が行われています。
中1日での試合開催など、
運営側はサッカー経験者なのか!?
とツッコミを入れられて当たり前の状態ですが、

今回、取り上げるのは、その天皇杯に出場した
とある大学のお話です。

その名は『東京国際大学』。

監督の前田秀樹氏は
知る人ぞ知る『名将の1歩手前』
とでも言えば良いでしょうか。

ジェフ市原時代には育成に関わり
後に『オシム・チルドレン』として代表選手となる
阿部勇樹、山岸智、村井慎二らを育て上げ、
水戸時代には、あの闘莉王を発掘しています。


その前田氏が監督となった
東京国際大学サッカー部は、、、
部員はわずか20人弱。
練習初日の参加人数は8人。
用具も空気の入っていないボールに、
カラーコーンと2本のポールだけ。
ウオーミングアップのランニングで周回遅れの選手が出る。

前年に埼玉県大学1部リーグで7戦全敗、
0-10という惨敗を喫したこともある“弱小サッカー部”
の惨状を目の当たりにすることに。

それでも監督就任後、
前田の下でプレーしたいという選手20人が入る。

また、照明付きの人工芝のグラウンドが
できたことが大きな変化であった。

サッカーに取り組む環境が整い、
選手たちは練習に没頭できるようになった。

結果的に1年目は埼玉県大学2部リーグで勝ち点2差の2位に終わり、
1部昇格を逃すこととなったが、
前田にはチームの確かな変化が見えていた。

リーグ最終戦、首位を走る相手と1-1のドロー。
それまで歯が立たなかった相手に互角の戦いを演じたのだ。

それだけではない。
試合後、選手たちが始めて悔し涙をこぼした姿を見て
前田はチームの可能性を感じたという。

「目標を達成することが簡単ではないことを選手たちは学んでくれた。
 その悔しさが今後の糧になればいい」。
1年という歳月の末、東京国際大学は“戦う集団”へと変化を遂げた。

本格的に強化を開始したのは2年目以降。
毎年全国から約60人の選手が入部するようになり、
今では140人を超す大所帯と化している。

ただ、だからといって急激に強くなったわけではない。
まだ何の実績もない新興校ということで
「全国レベル」と呼べる選手は集まらず、
有名校から来た選手もそのほとんどが控え選手というのが現状だ。

それ故、「一からサッカーを教えなくてはいけなかった」
と前田が振り返るように、
じっくりと成長を促していくしかなかった。

そこで選手を集めることと同時に
前田が力を入れたのは指導者の充実であった。

1年目から前田とともに活動する、
かつて市原(現千葉)や大分でのプレー経験を持つ武藤真一コーチをはじめ、
水戸時代に前田の右腕として働いた加藤嗣夫コーチら
現在4人のコーチがおり、
さらにはGKコーチやトレーナーといった専門家も招へい。

実績のあるスタッフをそろえたことによって、
選手1人1人にしっかりとした指導が行き届くようになっている。
それが東京国際大学の成長を支える基盤となっているのだ。

また、前田の狙いはチームを強化することだけではない。
前田の中には水戸時代同様、
「日本のサッカー文化を成熟させる」
という思いが息づいている。

地域の大会やトレセン活動などに積極的にグラウンドを貸し出し、
そして来年度からは授業の一環で
日本サッカー協会公認C級コーチライセンスを
取得できるようにするなど、
「地域密着」と「指導者育成」という取り組みを打ち出している。

さらに、来年には女子サッカー部も発足
(監督には元日本代表FW大竹奈美=の就任が決まっている)させ、
女子サッカーの普及にも力を注ごうとしている。
「日本のサッカーに貢献できるような大学にしていきたい」。
前田は口癖のようにこの言葉を口にする。

そんな前田の理念にはぐくまれ、
選手たちは着実に力をつけていった。

昨年、県大学2部リーグを制覇し、
今年は1部リーグ折り返しを過ぎた時点で
1位と同勝ち点の2位に位置しており、
来季の関東大学リーグ昇格を視野に入れるまでに至っている。

天皇杯埼玉県予選でも順調に勝ち進み、
決勝戦では前田監督就任の前年に0-10の大敗を喫した
平成国際大学に3-1で勝利し、本大会出場を決めた。

快進撃はまだ止まらなかった。
天皇杯1回戦JFL・栃木ウーヴァFCとの対戦。

格上の相手に攻め込まれながらも
前田が植え付けた組織的な守備を基盤に
うまく耐えながら3点をたたき込み、
見事に勝利を収めたのである。

1、2年生が中心の大学チームが
元Jリーガー7人を擁す相手に勝利したのだから、
快挙と言っていいだろう。そ
して、浦和への挑戦権を得ることとなった。

迎えた浦和戦、
東京国際大学が中1日での試合だったことを
差し引いても実力の差は明白だった。

前田はポンテに対してマンマークをつける策を
講じたものの効果はなく、
前半だけで4失点を喫した。

だが、そこから東京国際大学は意地を見せた。
後半に入ると、
東京国際大学は前線から激しくプレスをかけ、攻勢に出た。

前に出た分、裏のスペースを突かれ、
さらに3失点してしまうものの、
体力的に厳しい中、
最後まで東京国際大学はゴールを求めて攻め続けた。

その選手たちの姿勢に対して前田は
「本当によく頑張ってくれた。
 最後まで点を取りにいく姿勢を見せて、
 見に来た人に感動を与えたと思う」
と賛辞を送った。
スタンドからも健闘をたたえる拍手が巻き起こった。

試合後、前田は「ここからがスタートなんです」と語気を強めた。
「試合に出た選手だけでなく、
 チーム全体でこの試合で得た財産を共有しないといけない。
 それが伝統となって、チームは力をつけていくんです」

自らつかんだ大舞台で大敗は喫したものの、
1、2年生を中心とするチームにとって
何事にも変えられない貴重な経験となったはずだ。

こうした経験を積み重ねながらチームは
たくましさを増していくことだろう。

数年後、果たしてどんなチームになっているのだろうか。
わずか2年半でJ1クラブとの真剣勝負にたどり着いた
前田秀樹率いる東京国際大学。
秘めた可能性は計り知れない。

大学側が何を考え、
どこまで深く考えていたのかは分かりませんが、
この取り組みは素晴らしいと思います。

やっていることは『サッカー』なのですが、
その根底にあるものは、逆説的ですがそれだけにあらず。

金持ち父さんのビーアイトライアングルで言うところの、
『理念(ミッション)』がしっかりと根付いています。

理念とか、ミッションとか言うと、少々宗教っぽい!
と思う人もいるかもしれませんが、
そんな大げさなものではないのだと思います。

会社でも、学校でも、サッカーチームでも、
家庭でも、ビジネスでも、投資でも、
それぞれのレベルで根底に理念はあるはずで、
また、あるべきなのだと思います。

前田氏は、
「日本のサッカー文化を成熟させる」
という理念を持ち、

「目標を達成することが簡単ではないことを選手たちは学んでくれた。
 その悔しさが今後の糧になればいい」
というコメントからは、
ただ単にサッカーで成果を出すこと以上に価値のあることを
選手達に気付かせようとしている、と感じさせてくれます。

決勝戦では前田監督就任の前年に0-10の大敗を喫した
平成国際大学に3-1で勝利し、天皇杯本大会出場を決めたこと。
わずか2年半でJ1クラブとの真剣勝負にたどり着いたこと。

これは、選手達が、今後社会に出て行ったときに
何事にも変えがたい財産となるのではないでしょうか!?

本気で、ひとつの目標にチーム一丸となってチャレンジし、
ひとつの成果を生み出した。

昨年は県大学2部リーグを制覇し、
今年は1部リーグ折り返しを過ぎた時点で
1位と同勝ち点の2位に位置しており、
来季の関東大学リーグ昇格を視野に入れるまでに至っている。

そんな彼らは、仮に昇格できなかったとしても、
そのときに引退していく4年生は不平不満を持って
『やらなきゃ良かった!』
なんて言うでしょうか!?

そうじゃない!
大学の授業では決して得られないことを
この経験を通じて得られた!!

と言うのではないでしょうか!?

これこそ、スポーツの、最も大きな価値のひとつであり
ビジネスや投資についても通じることがあると思います。

マイナーなネタなので、
なかなかマスコミには登場しないと思いますが
こういう小さな積み重ねが日本サッカー界を支えているのだと思いました♪

金持ち父さん研究室 ささ
金持ち父さん研究室 携帯版
金持ち父さん研究室 大阪支部
金持ち父さんロバート・キヨサキのキャッシュフローゲーム101徹底解剖

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ