sasaのコラム 音楽探訪 ~第9回『くるみ』 Mr.Children ~

Mr. Children『くるみ』。
長い間、原稿を暖めてきた詩(うた)。
ここ2ヶ月ほどで『くるみが好きなんだよねー』という人と
何人かお会いして、何となーく、書きたくなってきた。

『「これから来る未来」を「くるみ」という人物に擬人化したもの』らしい。
どっかで『くるみ』は三文字なら何でも良かった、って見た気がするけど・・・
真相やいかに!?

最近は『くるみ - for the Film - 幸福な食卓』としてアレンジされている、
と聞き、アレンジバージョンを聴いてみた。
原曲と比べて静かに穏やかに始まりながらも、心が、魂が籠った感じで
盛り上がっていくのがgood!と思っている。

曲としては、ほのぼのとした雰囲気を漂わせながらも
少し哀しげでもあり、前向きな空気を醸し出しているようなイメージ。
相反する要素がうまく溶け込んでいる、とでも表現すればよいのだろうか。


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ねぇ くるみ
この街の景色は君の目にどう映るの?
今の僕はどう見えるの?

ねぇ くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?

良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみるんだよ

ねぇ くるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い

ねぇ くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも 本気で笑うことも少ない

どこかで掛け違えてきて
気が付けば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに
出会うことで意味が出来たならいい
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
十字路に出くわすたび
迷いもするだろうけど

今以上をいつも欲しがるくせに
変わらない愛を求め歌う
そうして歯車は回る
この必要以上の負担に
ギシギシ鈍い音をたてながら
希望の数だけ失望は増える
「どんな事が起こるんだろう?」
想像してみよう
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
引き返しちゃいけないよね
進もう 君のいない道の上へ
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自分としては『哀しい歌』になるかな。
なぜなら、この歌を聴くとsasaが大学3年のときに他界した
母方の祖父を思い出すから。

『ねぇ くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも 本気で笑うことも少ない』

嘘みたいな本当の話(と思うかどうかは読む人の勝手だが)。
たぶんコンタクトレンズの着脱と欠伸以外では
祖父の死後、一度も涙を流していない。
(泣きそうになったことは何度かあった)
なぜかは、よくわからない。
血も涙も無いヤツなのかもしれない。
泣いている場合じゃないことが多くて
涙を流すことを忘れてしまったのかもしれない。
感情をコントロールしようとしすぎたのかもしれない。
やっぱり、よくわからない。

でも一応(?)感情はある。そして今まで生き続けている。
感動したり、嬉しかったり、哀しかったり、ムカついたりしながら。

涙って何なのだろう?
個人的なイメージでは、まずクリスタルのグラスが浮かぶ。
絶え間なく微量の涙がグラスに注がれており
微量の涙がこぼれ落ちていっている。
これが平常時。
そして、このクリスタルのグラスは揺れ動くことがない。
しかし、、、
何らかの原因で魂が揺さぶられる出来事が身に起こったとき、
このグラスは揺れ動き、涙が溢れ出す。そして、いつか止まる。。。
その原因とは嬉しさだったり、悲しみだったり、怒りだったり。。。
そんなイメージ。

その魂を揺さぶるエネルギーはプラスにしろマイナスにしろ
大きさがある。絶対値がある。
その絶対値が、自分の人生の場合は
祖父の死のとき以上に大きい出来事に遭遇していないのかもしれない。
良くも悪くも魂を揺さぶられるような出来事に遭遇していないのかもしれない。


本気で笑うこと? 最新だといつだろう?
はとくんの『伝説』の話のときかなぁ。。。

ま、そういうのもいいんだけど
できれば自分で頑張って、何かを達成したり
仲間と協力して何かを作り上げたりして笑いたいよねぇ。

希望の数だけ失望は増え、出会いの数だけ別れは増える。
十字路に出くわすたび、迷う
必要以上の負担にギシギシ鈍い音をたてる。
どこかで掛け違えてきて、気が付けば一つ余ったボタン。
なかなか出会うことができない、誰かが持て余したボタンホール。

そういうものを乗り越えて、心の底から、思いっきり!!

sasaのコラム 音楽探訪 ~第9回『くるみ』 Mr.Children ~

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