金持ち父さんの投資ガイド 入門編
―投資力をつける16のレッスン
第1作から続く、著者が9歳のときから始まった「金持ち父さん」のレッスンは、 25歳になった著者がベトナム出征から帰還した直後にいよいよ本格的に再開される。
この時点で投資家になると決めた著者の資金は地道に働いて得た3000ドルのみ。 幼なじみのマイクは金持ち父さんの後を継ぎ、実業家として成功を収めている。 著者は金持ち父さんとマイクが話していた「金持ちの投資」に関心を持つが、自分にその資格がないと知り、失望感を覚える…。
そんな著者に「投資家に必要な心構え」について金持ち父さんが16のレッスンに分けて教える。 どの金融商品、どの手法がお勧めだというような小手先のヒントではなく、 投資の基本ルールや学ぶべき知識、なぜ投資が必要か、投資が危険でない理由などをわかりやすく説く。 投資家になるための心構えを身につけること、 それこそが、金持ち父さんが教える「金持ちになるためのプランの第一ステージ」だ。
このストーリーからわかるように、本書における著者は、ほとんどお金を持っていないゼロの状態から始まる。 前作『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の4つのクワドラント (ビジネスオーナー<B>、投資家<I>、従業員<E>、自営業<S>)の内容を受け、 いかにしてEやSの状態を脱し、「金持ちの投資」に至るかが書かれている。
サラリーマンがどんなに頑張っても大金持ちになれないのは、 税制などの構造的な問題によるのだと著者はいう。 本書のなかで著者はその構造を暴き、 金持ちの側に立つための心構えや考え方を説いているのである。
もちろん、金持ちになりたいかどうかや、幸せな生き方は人によって違う。 だが、現在の生活に疑問を持っている人や、資産運用に関心を持っている人には、 目からうろこが落ちること間違いなしの1冊である。
キヨサキが子どもの頃に金持ち父さんから受けた教えについて書いた「金持ち父さん貧乏父さん」、 青年期に受けた教育について書いた「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」に続けてこの本を読むと、 金持ち父さんの教えの全体像がかなり鮮明に見えてくる。 これまでの二作を読んで、「もっと具体的な教えがほしい」と思っていたシリーズ愛読者には、必読の書となるだろう。
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